ベアリングこまってどうなの?

どうも、Jun Shimamuraです。先日の大雨でポケット六法がびしょ濡れになってしまったので買い替えを検討しています。9.10月が各出版社が新しい版の六法を発売する時期なので、ある意味ちょうどよかったのかもしれません。次はデイリー六法にするつもりです。


ベアリングこまとは現状、リンク先のこれを指します。リング付きのものは僕も世界大会で愛用しています。2020の構成では1つ使い、来たる2021では4つの使用を予定しています。今回はベアリングこまについて、競技の視点からメリットとデメリットを記載します。



メリット

・持ち替えの時間が減る

これが最大のメリットではないかと思っています。これまでの世界チャンピオンは、3分間の演技に平均して50個の技を入れています。2020では60前後です。3分で60個だとすると1分で20個です。持ち替えの時間は2018年の僕で35秒ほどを持ち替えに使っています。持ち替えで使っている時間だけで10個技を増やすことができます。(実際には3分間で持ち替え0秒にはまだまだですが、、、)

・リカバリーがしやすい

ベアリングを使っているので、紐による摩擦で回転が落ちることは殆どありません。その分回転に余裕を持った状態が続くので、ミスの後にも回転が残っていることが多く、リカバリーにも繋がります。

・太陽系、コンドル系統の技を用いた音ハメ

ベアリングを使っているため、軸を紐で締める太陽系系統の技、軸を直接手で掴むコンドル系統の技をやりやすく、音ハメのポイントを調整することも容易です。


デメリット

・リジェネができない

リジェネと呼ばれる、紐との摩擦を用いてこまに回転をつけながら行う技の系統があります。ベアリングでは不可能です。リジェネを用いた技は配点が高い、という時代もあったので(2015など)、そういった採点基準の大会では不利になる可能性があります。

・(リング搭載モデルでは) 軸が曲がる

そもそも、開発者側では、性能と引き換えにして、何度も床に落とすことを想定していないようですが、ぶっちゃけ落とさずに練習するのは無理です。本体の重さもかなりあるため、角度によっては一発で軸が曲がります。現状では交換部品も無いので、曲がってしまったら自分でなんとか曲げ直したりするしかありません。交換部品の販売などを期待してます。もしかしたら図面さえ手に入れば別業者に頼んでしまっても、競技者としては良いかもしれませんね。

・価格

いやほんと高いんですよね。1番リーズナブルなものがツバメシリーズで300円台(2021年現在)なのに対して、こちらは15,000円以上。いや高い高い。それでもヨーヨーのハイエンドモデル等に比べたら安いかもしれませんが、今の競技コマのラインナップでは相対的に高いと言わざるを得ないですね。学生がサラッと買える値段では無い。


つまり

競技で日本のコマで優勝を狙っていくのなら、選択肢の一つになると思います。

しかし固定軸だけでも優勝できることは2020年に証明されてますし、あくまで購入しないと勝てない、といったものではなさそうです。

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