大会で自分より上手い選手がいたとき

というか自分より上手い選手しかいない。


どうも、Junです。大会に申し込んで、エントリー表などが出始めると、知ってる選手の名前や、前チャンピオンだったりが参加していることがわかると思います。そんな時に、メンタルをどう整えたら良いのでしょうか。


「謙虚」と「傲慢」の使い分け

まず、根拠も無しに「自分の方が今年は上手い」と事前に思い込むのはやめましょう。全く生産性がありません。そう思い込んだまま舞台に上がり、尊大な羞恥心と臆病な自尊心によってボロ負けすること必至です。

ただし、僕が思うに「自分が1番上手い」と思うべき時があります。舞台上、すなわち本番です。舞台上においてそれは顔に表れます。そして身体の筋肉をほぐし、ベストパフォーマンスができる状態へと移行する一助となります。いかに舞台上で自分のベストを出せるか。そのために舞台上でのメンタルを整える手段として「自分が1番上手い」と暗示をかけるのです。傲慢もTPOを考えれば良いものです。

そして演技が終わり舞台上から一歩降りたその瞬間から、次の本番まで「自分が1番下手だ」と考え続けるのです。そして基礎練習を見つめ直し、新たな技術を貪欲に開発し、吸収して腕を磨くのです。そして自分より上手い選手と出会うのは必ずこの期間です。逆に言えば、この期間ではどんな選手でも「自分より上手い選手」なのです。自分より上手い人にしか出会えません。


脱線ですが

ここで、「流石に始めたばかりの人よりかは、自分は上手い」と考える人がいます。本当にそうでしょうか。道具を扱う技術だけ見るからそう思うのかもしれません。体幹、足捌き、手捌き、体捌き、ステップのとり方、手の伸び具合、リリース処理、それら全てにおいて上回っているのでしょうか。僕が言っているのは純粋な技術だけではなく、上記の付随する技術、ひいては人間性、メンタル、取り組み方、練習方法において「上手い」のかということです。上級者から学ぶことと同様に、初心者からも多くを学べるはずです。



つまりですね

舞台の下で、自分より上手い選手がいるのは当たり前で、全員そうです。自分だけじゃありません。

舞台の上では、自分より上手い選手は存在しません。存在しないものをどうして気にかけることができるでしょうか。

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