Jun Shimamuraは何を見ているのか(参考動画編)

どうも、Junです。今年の世界大会の結果発表までなんとも落ち着かない気持ちです。少しでも気を紛らそうとブログを書いています。

今回は、僕が影響を受けた動画について紹介できればと思います。


Keita Watanabe 2015 WSTC

日本の投げゴマが世界大会決勝におそらく初めて出場した動画です。Keitaは僕がまだ小学生の頃に師事しており、彼の洗練された技は今でも自分の目標となっています。当時はまだツバメもハヤブサも、角軸すら無い時代で、この難易度の構成を舞台に持ってきていることがいかにすごいことか選手ならわかると思います。

僕の2021の構成にもKeitaからインスピレーションを受けた技が入っています。未だに勝てないと思っている選手です。自分の中でレジェンドのような扱いになっているので一生勝てません。


Rei Iwakura 2014

実はコマ以外の動画の方がよく見ています。Rei Iwakuraはヨーヨーの4A部門で第一線で活躍し続けていますが、社会人で学生などに比べで時間が取れない中、練習メニューなどを組んで「競技化」して取り組んでいる姿勢は学生の自分でもくるものがあります。コマに比べてほぼ倍の技数を構成に入れていながらノーミス演技を世界大会決勝で出し、表情や指先にまで集中している演技スタイルは参考になります。僕の、演技後半に2個技を持ってくるスタイルも彼に影響を受けています。


Hajime Miura 2018

Hajime Miuraはヨーヨー3A部門の選手です。彼の構成は「音ハメ」の勉強によく見ています。自戒も込めてですが、今のコマの競技シーンでは音楽をただ流すだけにしか使っていない構成が散見されます。音楽を有効に使って、一つの世界を、ひいてはストーリーまで感じさせるような構成を組むモチベーションになっています。また、2018は自分が初めて世界大会に出た年で、ステージ事態にも思い入れがあります。

靴の色とヨーヨーの色を合わせるところも、ステージ上での立ち振る舞いも見習うべきところがたくさんあります。


Takumi Hakamata 2017

Takumi Hakamataはその構成を組む姿勢と舞台上でのチャレンジに心惹かれます。ステージ上ではほぼミスしない技を構成に入れる選手が多い中、彼はリスク満載の超攻撃的な構成です。しかしリスク満載でもそれをしっかりとリカバリーしていく技術が、ただの賭けの構成では無いことを示しています。実際僕自身も自分の構成にリスクが足りないと感じているので、リスクをある程度組み込まないといけないと思っています。


地獄 vs KAMIKAZE   FREESTYLE SPACE 2021

これまた別競技から。ストリートダンス地獄とフリースタイルバスケのKAMIKAZEのバトルです。体の使い方はもちろんですが、音楽へのビートアプローチはコマの構成を組む上でも通じるものがあると思います。

また、フリースタイルバスケやフリースタイルフットボールのトリックにはコマで再現できるものがゴロゴロあるので、新技を開発したい時とかは見漁っています。


コマ以外の動画が多くなってしまいましたが、これが今の自分のスタイルのエッセンスとなっている動画です。今回は5本しか挙げていませんが、フリースタイルのバトル動画や、ヨーヨーの大会動画などは最新のものも可能な限り見るようにしています。ただ、他のカルチャーから技術を輸入してくることも大切ですが、「コマとしてすごい」ことを掘り下げていく作業ももちろん必要です。「コマとしてすごい」ことと、「コマを使ってすごいことをする」ことは、微妙な、しかし大きな違いがあると思っています。


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